血糖値を気にしながらも毎日使う調味料たち
食事をするにも、血糖値を気にしながら
食べる順番や、食べ物にも気を使っていて、忘れていませんか?
砂糖や塩、など。
「 さ し す せ そ 」 の調味料たち。
まだまだ他にも、調味料はありますが、定番で使うものだからこそ調べたくなりました。
血糖値にどこまで影響するのか。調味料といっても、糖がどれだけ入っているのか。
いくら、しっかり食べ物を考えていても、調味料で糖があがってしまうと
せっかくの努力したのに!となってしまうので…段階をふんで調べてお伝えします。
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牛乳たすだけ減塩レシピ 高血圧がみるみる改善する! [ 小山浩子 ] |
塩は血糖値、高血圧に影響する?
塩分を過剰に摂りすぎると
血圧が上がりやすくなり、様々な生活習慣病の原因となってしまいます。
しかし、塩分は血糖値を上げません。
血糖値は、風邪や疲労、酢民不足、アルコールやカフェインの摂取、喫煙には血糖値が上がる原因となりますが、塩分は血糖値を上げる原因にはなりません。
なら、塩分は摂ってもいい!!というわけではありません!!
血糖値が高い = 血液中のブドウ糖の濃度が濃い = 血液はドロドロ
このような状態で塩分を過剰摂取すると…
塩分を過剰摂取 ➔ 血液中の塩分濃度を下げて血液の浸透圧を一定に保とうとする ➔ 血液に水分が摂り込まれる ➔ 血液の量が増える ➔ 血管に圧力がかかる ➔ 血圧が上がる ➔ さらに血液がドロドロになってしまう。
これじゃぁ、悪循環そのものです。血糖値の高い人も塩分の摂取を控えた方がいいことがわかりました。
≪塩分の過剰摂取が与える悪影響なもの≫
・ 血液がドロドロに ・ 血圧が上がる ・ 血管に傷を付けてしまう
・ 血栓もできやすくなる ・ 動脈硬化の原因にも
血管に傷が入ってしまうと、修復しようとして、血管の壁が厚く強くなるのですが、そうなると血液の通り道が狭くなり、さらに血液の流れが悪くなってしまいます。
より、塩分を控えたくなりました。
しかし、まったく塩分を摂らないというのも、体に悪影響を与えます。バランスが大事になってきます。
塩分 = ナトリウム … 栄養の吸収を助けたり、細胞を正しい形に保ったり、体液の量を調節したり、神経系を正常に保ちます。
塩分の過剰摂取が気になる人は、カリウムをほどよく摂取するといいでしょう。
塩は糖質は0gです。
だからと言って、摂取しないのも、過剰摂取も出来ない重要な塩分なのです。
塩の減塩っていったい何?
『 減塩 』が体にいい!なんて言いますが、食塩は99%塩化ナトリウムでできています。残りの1%分は海水から作る事が多いので、ミネラル分等の1%が残っています。
この残留のミネラル等の味が粗塩の味を決めているといわれています。
では、食塩の塩化ナトリウムを減らしてしまうと、本来の塩の味ではない雑味になってしまいます。
では、どのように減塩しているかというと、塩化ナトリウムと同じような塩味を感じる「 塩化ナトリウム 」をを加えることで減塩をしているのです。
上記でも説明させていただいた、塩分の過剰摂取は危険というお話ですが、もっと細かく伝えるならば、
「 ナトリウムが血圧に悪影響を与えると考えられているため 」 ナトリウムを摂りすぎないように!ということになるのです。
では、減塩にした、カリウムが足されたお塩は安全なのか気になります。
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塩化カリウムは安全なのか?
体内では、ナトリウムは細胞の外。カリウムは細胞の中に多く存在します。この濃度関係が崩れると、体内の水分の動きに異常が起きてむくみが生じたり、高血圧の原因になったり、体温調節が上手くいかなくなるなどの原因に。
高血圧の方は、カリウム不足が原因となる場合もあり。高血圧患者の食事療法では、
食塩摂取量を減らすこと&カリウムの摂取を増やすよう指導されることもあります。
しかし、ナトリウムも過剰摂取が注意されますが、カリウムも同じです。
カリウムも摂りすぎれば害になります。不整脈等を起こし、下手をすると命に係わる場合もあります。
自然の食品から摂取する分には過剰症は起こりませんが、サプリメントで摂取した場合には、カリウムの過剰症には十分注意が必要になります。
同様に注意しなければいけないのは、
減塩塩 = ナトリウムにカリウムが足されたお塩 = カリウムの含有量が高い
こちらも注意が必要となります。
また、腎臓が悪い人には、減塩しおは控えてほしいものになります。ろ過する際にナトリウムとカリウムの濃度が高い場合に負担が大きくなってしまいます。腎臓病の食事療法では、ナトリウムとカリウムは制限するよう指導されます。
減塩になるから、血圧が高い、糖尿病の方も、減塩塩に手を出さず、腎臓に負担がかかっていないことを確かめてから使うことをオススメします。
塩、減塩商品を使わずに減塩する方法
塩はお料理にとっても、毎回と言っていいほど登場してきます。だからと言って、減塩しおは若干苦味もありコストも高い。体に負担がかかることを懸念すると、使えなくなってしまいます。
そこで、塩や減塩商品を使わずに、減塩する方法をご紹介していきます。
≪ 塩分の代用方法 ≫
・ 酢、かんきつ類の酸味を利用する
・ 出汁を多用する
・ 薬味を利用する
・ 香辛料を使う
ポイントは「 塩味 」以外の味や香りを使って、おいしいと感じるように調理することです。工夫がいると思いますが、工夫次第で身体にいい食事ができます。
何度か、この方法を試しましたが、塩はうま味に繋がっているんだなと実感するほど、難しい方法でもあります。最初は、塩を少し減らして、代用方法を使うお料理方法で始めるといいかもしれません。お塩がなくても美味しいお料理になると嬉しいですよね♪
塩には種類がある
岩塩~海水が結晶化した塩「「岩塩」
…砂漠気候にある塩分を多く含む湖の水分が蒸発することによって塩分が凝縮された、塩が化石化してもの。見かけも岩のような形で、色が豊富にあるのも、周囲の地層のミネラルや硫黄、有機物の混入などにより変化します。
水に溶けにくい。味は精製塩よりも丸みや旨味があるのが特徴的
クリスタルソルト~海水を塩田に入れ、太陽や風といった自然の力でゆっくりと水分を飛ばして「結晶化」させたもの。
…岩塩よりも溶けやすい、味にとげがない、苦味が少ない
食卓塩~「海塩」海水を蒸発させたもの。
…溶けやすく、味に「カド」がある、塩っ気がある
粗塩~精製せず、ミネラル分が含まれている塩。海水を蒸発・乾燥して作られる天日塩
…特有の旨味、料理の味をまろやかにします。
天日干しで作られる「天日塩」 天日干しの途中で平釜で煮詰める「平窯塩」があります。
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一度、健康にいいお塩をただただ、スーパーで買おうとした際に、岩塩ならぬ高価なお塩に惹かれましたが、これらも全て、海から作られたお塩だという事も、頭に入れておきながら、
決して摂ってはいけないもの!ではなく、お塩の旨味も楽しみながら、代用で減塩する方法を編み出しながら関わっていけたらいいと思います。
うまく、塩分と付き合う。ことが大切だと思います。
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~血糖値・調味料~
▶『さ=砂糖』 ▶『し=塩』 ▶『す=酢』 ▶『せ=醤油』 ▶『そ=味噌』
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この記事を書いた人
MAMAGOKORO ( ままごころ )
宮崎県在住小学校幼稚園2人の娘を持つ母。3人目を出産。このブログでは、生きていくうえで、健康と生活と仕事のこと、知っておきたい情報をお届けします。